INTERVIEW

バスのことなら、
誰よりも詳しいという自負

東京支店(現在は東京支店 課長)

海老根 智SATORU EBINE

1999年入社

REASON

入社動機

専門学校を経て、当社に就職しました。学校では自動車整備を2年間学びました。自動車が好きで、高校卒業後、アルバイトをしながら車をいじっていました。結局、20歳のときに学校に行こうと決心し、専門学校に入学しました。普通自動車を対象にした学校でした。卒業後、多くはカーディーラーなどに就職しますが、私にはバスのほうが面白そうに思えました。

ENTRY

乗用車と比べると、バスは走っている距離が格段に長いのが特徴です。その分、壊れやすく、整備士の力量が問われます。乗用車は日々、技術的に進化し、より一層壊れにくくなっていますが、大型車は進化が緩やかです。整備のなかでも大型であれば、将来的にやっていけるのではないか、というところから選んだのがJRバス関東でした。旅客業自体、将来的に安定していると考えましたし、会社としての規模やネームバリューも魅力でした。

MY JOB

現在(当時)の仕事

入社当初は、右も左も分からないという状態で、諸先輩から指導を受けながら、地道に一つずつ、技術や知識を身に付けていきました。検査員という、車検業務ができる国家資格があります。入社後10年ほどのタイミングで取得しましたが、それにより、検査計画を立てる管理系の業務にも携わるようになりました。現在は工場長を任せてもらっていますが、そこまでのキャリアプランは、自分が思うとおりに実現できたと言っていいと思います。
現在、当社で主流になっているダブルデッカーという二階建てバスがあります。整備に関しては、車両メーカーのディーラーより詳しいというくらいの自負を持って、仕事に取り組んでいます。実際、ディーラーの担当者から、この部分の整備はどうやってこなしたか、と聞かれることも。当社では、実際に車両を運行しています。しかも相当な走行距離になります。どこがどのように消耗するか、どうすれば効率よく整備できるか、現場で日々、把握できています。そういう点で、メーカーディーラーすら持たない情報を蓄積している、と言えるのかもしれません。また、当社はたくさんのダブルデッカーを保有していますので、同業者から整備について問い合わせを受けたこともあります。大型車両の整備や修理に関しては、入社以来、たくさんのことが勉強できました。得た知識や技術を使って、自分たちの力で目の前の課題を解決していく。そういうところが、この仕事の面白さ、醍醐味だと思います。

ATTRACTION

仕事の魅力

整備の仕事は、飽きがこないこともいいところだと思います。日々、整備や修理をこなしていくこと自体に達成感がありますし、時には現場で、緊急対応をすることも。故障して止まっている場所に急行し、その場で直します。クラッチ交換など大きな整備を重整備というのですが、それを現場で行うこともあります。バスは24時間、動いていますので、車両課も24時間体制で対応できるようにしています。整備のタイミングは、夜行バスの場合であれば、朝に到着して夜再出発するまでの間に行います。

月1回の定期検査のほか、国で定められた3カ月に1度のメンテナンスや、年に1度の車検などは、予め計画を立て、日数を取って整備・点検しています。乗務員も運行前に点検していますので、何かあれば毎日その都度、対応するという形です。整備課は、バス1台をまるごとメンテナンスしますので、仕事はチームプレイが基本です。したがって、協調性も大事ですね。トイレや内装なども含めてバスが装備しているものは、すべて直します。技術については、入ってから学ぶことが8~9割。学生時代に何を専門にしていたかに関わらず、車、なかでもバスに興味があり、整備の仕事がしたいという人は大歓迎です。

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