INTERVIEW 02

整備の向こうに
‐誰かの安心が、そこにある

整備士

高橋 政隆

所属:東京支店(整備士)
2010年入社(自動車大学校卒)
千葉県出身・家族:妻、子3人

これまでのキャリア

  • 2010年4月
    東京支店整備士として現在に至る

入社動機

あの日見たバスが、未来の自分を決めた

子どもの頃、父の職場で見たバスの迫力に心を奪われました。まるで巨人のように並ぶバスたちを前に、「これを整備するって、どんな感じなんだろう?」とワクワクしたのを覚えています。その気持ちがずっと胸に残り、気づけば自分も同じ道へ。就職活動ではJRバスのスケールの大きさに惹かれました。「2階建てバスも扱えるなんて、面白そう!」と、迷うことなく飛び込んだのが今につながっています。

現在の仕事について

バスの安全を支える整備の仕事

今は工場長の補佐として、整備の現場を支えています。バスの点検や修理はもちろん、海外のスカニア社製の二階建てバスの整備や部品管理など、毎日が学びの連続です。時には、工具片手に路上での緊急修理に向かうこともあります。どんな整備でも、最も大切なのは「お客さまが安全に目的地へ到着すること」 です。整備士の仕事はただバスを直すだけではなく、その先にあるお客さまの安心や快適さを守ること。だからこそ、日々の点検がとても重要なのです。

やりがいとは?

無事に目的地へ届けるために

バスは、人を運ぶだけじゃなく、誰かの大切な時間をつなぐ乗り物です。だからこそ、安全に走れるよう整備することが何より大事な仕事。自分が手をかけたバスが無事に目的地に到着し、お客さまが安心して降りていく姿を想像し、整備の仕事に集中します。難しい故障を直せた時の達成感は格別です。乗客の皆さんは気づかないかもしれませんが、その安全の裏側には、整備士の小さな努力が詰まっているのです。

最も心に残るエピソード

深夜の高速、僕はヒーローになった

ある夜、静岡でバスが故障したと連絡が入りました。部品を積んで現場に急行し、深夜の路上で修理開始。暗闇の中、限られた道具で試行錯誤しながらの作業でしたが、エンジンが再び動いた瞬間はまるで映画のクライマックスのようでした。運転士さんの「助かったよ!」という言葉に、疲れも吹き飛びました。どんなに大変な仕事でも、「誰かの役に立っている」と思えることが、何よりの励みになります。

心がけていること、難しいことなど

バスとの対話が、最高の整備を生む

整備の仕事は、まるでバスとの会話のようなものです。「なんだか調子が悪いよ」とバスが言っているサインを見逃さないことが大事。そのために、点検では細かい部分までじっくりチェックします。また、経験豊富な先輩たちの知識を吸収しながら、後輩にも伝えていくのが今の課題です。難しいトラブルに直面した時こそ、チームで知恵を出し合い、試行錯誤するのがこの仕事の醍醐味ですね。

制度や社風

風通しの良さは、バスだけじゃない!

この会社のいいところは、上司や先輩に相談しやすいことです。困ったことがあれば、誰かが必ず助けてくれますし、新しいアイデアも歓迎される風土があります。「こんなやり方どうですか?」と提案すれば、「それ、やってみよう!」と背中を押してくれることも。整備士の仕事は奥が深くて、一生勉強ですが、挑戦できる環境があるのはとてもありがたいですね。風通しの良さも、バス並みに快適です。

家庭との両立

3人のパパ、整備士としてもフル稼働!

3人の子どもがいるので、仕事と家庭のバランスは大切です。会社も家庭優先の働き方を理解してくれるので、週末はしっかり家族の時間を確保しています。平日は仕事に没頭し、休日は子どもの習い事に付き添うのが最近のルーティン。もちろん、大変なこともありますが、職場の仲間が助けてくれるので安心です。仕事と家庭、どちらも手を抜かずに両立できるのは、支えてくれる人たちのおかげですね。

これからチャレンジしてみたいことは?

未来のバスを、この手で整備する!

今後は、電気や水素で走る新しいバスの整備に挑戦したいです。車両の技術はどんどん進化しているので、整備士も勉強し続けなければなりません。これから入ってくる若手にも、技術だけでなく、整備士としてのやりがいや楽しさを伝えていきたいですね。「困った時は高橋に聞けば大丈夫!」と言われるような存在になれるよう、まだまだ挑戦を続けます!

1日のスケジュール

  • 09:00

    車両朝礼・引継ぎ

    夜勤勤務者からの作業引継ぎや状況報告を受け、その日の作業予定を確認。 整備士全員で情報を共有し、車両の状態や注意点をチェック。

  • 09:35

    2Fにて点呼朝礼

    東京支店全体の朝礼に参加。前日や夜間に発生した出来事を共有。
    また、全体への伝達事項を確認。

  • 10:00

    事務作業(メールチェック・見積もり作成・部品手配など)

    スカニア社製バスのディーラー業務として、整備依頼への対応や部品の手配。

  • 12:00

    昼休憩

    お弁当を持参することが多いです。東京支店には食堂もあります。

  • 13:00

    午後業務(午前中の作業の続き・納品部品の検品など)

    午前中の作業の仕上げ。新しく納品された部品の検品も担当。

  • 15:00

    作業班のサポート

    各作業班の進捗を確認。必要があればサポートに入ります。

  • 17:25

    退社

OFF

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