INTERVIEW 03

移動の未来を描く
‐現場経験が導く成長の軌跡

総合職

森田 壮亮

所属:経営企画部(副課長)
2015年入社(法学部卒)
横浜市出身・家族:妻

これまでのキャリア

  • 2015年4月
    旧東京営業支店(東京駅高速バスのりば案内)
  • 2015年10月
    東京支店(高速バスの運行管理)
  • 2016年11月
    本社サービス推進室
  • 2017年12月
    古河営業所→佐野支店(バス運転士)
  • 2019年12月
    出向【ジェイアールバス東北株式会社 本社安全整備部】
  • 2021年12月
    本社運輸営業部
  • 2023年9月
    本社経営企画部

入社動機

バスをもっと面白くできるんじゃないか?

子どもの頃から乗り物が好きで、電車や飛行機、バスなど、あらゆる移動手段に興味がありました。でも、就職活動をする中で「バスって、もっと面白くできるんじゃないか?」と思うようになったんです。
鉄道や航空と比べると、バスは柔軟な路線設定ができるし、新しいサービスを生み出しやすい。アイデア次第で形を変えられる移動手段だからこそ、自分の手で何か新しい商品をつくれるかもしれない。そんな期待を持ってバス業界を目指しました。
その中でもJRバス関東を選んだのは、高速バス事業の規模の大きさと、新しいことに挑戦できる環境があると感じたからです。「新しい移動の形をつくる仕事がしたい」――そんな気持ちで入社しました。

現在の仕事について

経営企画部で、バスの未来を考える

現在は経営企画部で、会社の方針や戦略を考える仕事をしています。簡単に言うと、「JRバス関東がこれからどんなサービスをつくり、どこへ向かうのか」を描く仕事です。
例えば、「電気バスの導入を進める」「路線の効率化を図る」「新しい予約システムを開発する」など、経営戦略の中心に関わる業務が多いですね。でも、数字だけを見ているわけではありません。バスはただの移動手段ではなく、お客さまの生活の一部。だからこそ、「どうすればもっと便利に、もっと快適になるか」を考えることが、この仕事の一番大事な部分です。

キャリアステップの軌跡

現場から本社へ。10年かけて見えてきたもの

新卒で入社し、最初に配属されたのは東京駅の高速バス乗り場でした。ここでは、チケット販売やお客さまの案内を担当。バスに乗るお客さまと直接接する仕事で、現場のリアルな声を知る貴重な経験でした。 次に、高速バスの運行管理へ。ここでは、運転士さんと連携しながら、事故やトラブル対応を行いました。ここで「バスを動かす裏側」を知ることができましたね。
その後、本社のサービス推進室に異動し、お客さまの声を反映したサービス改善の業務に携わりました。そして、社内の制度を利用して大型二種免許を取得。実際にバスの運転研修を受け、約2年間、運転士としてお客さまを目的地へお届けする経験をしました。
運行の現場、サービス改善、そして運転士。多くの部署を経験したからこそ、今、経営企画部で「バスをどのように発展させるか」を考える仕事ができているのだと思います。

商品開発をしてみたい!

お客さまに選ばれるバスをつくる

実は入社当初から、「いつか商品開発に関わりたい」と思っていました。バスの運賃や路線、シートの座り心地、予約システム――こうした要素のすべてが「商品」です。
営業部にいた時には、運賃設定の見直しを担当。曜日や時間帯に応じた割引制度を導入し、より多くのお客さまが利用しやすい仕組みをつくることに携わりました。
今後は、もっと新しいバスサービスを開発したいですね。例えば、「寝台バス」や「完全個室バス」など、新しい移動体験を提供するサービス。バスの可能性を広げる挑戦をしてみたいです。

経営企画という仕事

数字の先にある、お客さまの姿を思い描く

経営企画という仕事は、会社の未来を考える重要なポジションですが、数字ばかり見ていても意味がありません。大事なのは、「その数字の先に、どんなお客さまの姿があるか」です。
例えば、コスト削減を考えるとき、「経費を削る」ことが目的になってはいけません。それが結果的にサービス低下につながるのであれば、本末転倒ですよね。逆に、新しい設備投資をするときには、「本当にお客さまのためになるのか?」をしっかり見極める必要があります。この仕事の面白さは、データと現場の声を組み合わせながら、「よりよいバスの未来」をつくっていけることですね。

未来のJRバス関東とわたしのキャリア

10年後のバスを、どう変えていく?

10年後、JRバス関東はどんな会社になっているでしょうか?
電気バスや水素バスの普及が進み、環境に優しい交通手段としての役割がより大きくなるでしょう。予約システムも進化し、もっとスムーズに、快適に移動できるサービスが当たり前になっているかもしれません。
そんな未来の中で、私はどんな仕事をしているのか――。今は経営企画として、会社全体を俯瞰する立場にいますが、将来的には、商品開発や事業戦略の立案など、「新しいバスのサービスを生み出す仕事」に挑戦していきたいですね。

趣味と仕事のつながり

乗り物好きが高じて、この仕事に

実は、今でも趣味の一つは「時刻表を眺めること」です(笑)。電車やバスのダイヤを見ながら、「このルートなら、もっと便利になりそうだな」と考えたり、旅行の計画を立てたりするのが好きなんです。
学生時代は鉄道旅行が好きで、全国を巡っていました。でも、今は仕事の視点が加わり、「この路線は採算取れてるのかな?」「ここにバスを走らせたら面白そうだな」といった視点でも考えるようになりました。
趣味と仕事がつながるって、すごく楽しいですよね。好きなことを仕事にすると、やりがいも大きくなる。そんな実感を持ちながら働けているのが、何よりの幸せです。

これからチャレンジしてみたいことは?

バス業界の未来をデザインする

今後は、バスの枠を超えた「移動の未来」を考えていきたいです。
たとえば、AIを活用した最適運行システムや、予約と支払いを一括で管理できるアプリの開発。あるいは、バスと鉄道・飛行機を組み合わせた「シームレスな移動体験」を提供する仕組みなど。バスが単なる「移動手段」ではなく、「新しい旅のカタチ」として、お客さまにワクワクしてもらえるようなサービスを生み出すこと。それが、私の次の挑戦です!

1日のスケジュール

  • 09:30

    会社の送迎バスに乗車→出社

    メールのチェック、ToDoの確認、作業スケジュールの組み立て

  • 10:00

    午前業務

    メールや電話の返答、各種事務作業、他部署からの問い合わせ対応等

  • 12:30

    休憩

    社屋内にある社員食堂で昼食を取ったのち、バス車庫構内を散歩して外の空気を吸い、気分をリフレッシュさせます。

  • 13:30

    午後業務

  • 15:00

    部内ミーティング

    当日の部長ミーティングで出た話題の共有、各担当者からの事案進捗共有

  • 16:00

    午後再開

  • 19:30

    会社の送迎バスに乗車→退社

 

OFF

海外旅行でのひとこま。
世界は広くて、でも思っていたよりやさしかった